コーチングブログ
「コーチングが人生を変えてくれた」その3 ~あなたにはどうしても伝えたいと言われて~
受講生ストーリー④
「プロコーチ養成スクール受講生」がなぜコーチングを学ぶことになったのか、
どんな人生の変化を掴んでいったのか、お届けするシリーズです。
今回は創業100年を超える1部上場企業にコーチングを取り入れ、
社内コーチ認定制度まで確立させた三沼弘幸さんのストーリーです。
コーチングが人生を変えてくれた その3 ~あなたにはどうしても伝えたいと言われて~
出向先の会社でこういった成果を出していった私は、
本社に戻ることになりました。
お世話になった社長さん方にお礼を言って回っていると、
あの5人のパートさんのチームから連絡がきたんです。
「本社に戻る前にこちらに来てくれませんか!?
お別れをぜひ言いたくて!」
私はすぐにパートさんのチームの元に行くと、
全国トップになった皆が出迎えてくれて、
皆が口々にお礼を言ってくれました。
通常、私のように出向してきた人間は
数年で本社に戻ることが通例です。
ですから、パートさんとも関係性が薄いことが多いのですが、
わざわざ送別会を開いてくださりました。
出向先の会社創設以来初めてのケース。
胸が熱くなりました。
また別の日。
私が本社に戻ることを知ったパートの方が、
突然声をかけてくれたんです。
その方は、どこか言いづらそうにしながら言葉を紡いでくれました。
「私ね、実は息子が病気でね。誰にも言えなかったけど、
仕事しながらもいつお別れしてしまうんだろうって、
そんなこと考えながらながら仕事してたんですよ」
驚きでした。
その方は、とてもまじめに仕事に取り組んでくれて
そんな素振りを一切見せない方でしたから。
「でもね、最近その子が元気になって社会復帰ができたの!
本当に嬉しくて……今まで、誰にも言えなかったけど
三沼さんにはどうしても伝えたくて。
聞いてくれてありがとうございます」
泣きながら、私にたくさんの想いを伝えてくれたんです。
私はその告白を聞いて、とても嬉しく誇らしく思いました。
部下をずっと追い詰めていた私が。
コミュニケーションのことなんて何もわからなかった私が。
そんな風に思ってもらえて、そして想いを打ち明けてもらえて。
――コーチングを学んだからこそ、こんな自分になれたんだな。
そんなことを強くかみしめた瞬間でした。
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