コーチングブログ
「コーチングが人生を変えてくれた」その2 ~営業成績底辺からトップへ~
受講生ストーリー④
「プロコーチ養成スクール受講生」がなぜコーチングを学ぶことになったのか、
どんな人生の変化を掴んでいったのか、お届けするシリーズです。
今回は創業100年を超える1部上場企業にコーチングを取り入れ、
社内コーチ認定制度まで確立させた三沼弘幸さんのストーリーです。
「コーチングが人生を変えてくれた」その2 ~営業成績底辺からトップへ~
その1はこちら
「コーチングが人生を変えてくれた」その1 ~受け入れてもらえた衝撃~
出向先の出来事でした。
私は「100人の人にコーチングをする」
というスクールの課題に取り組んでいたのですが、
こんなことを思いついたんです。
それは、出向先の会社が雇っている
全国各地にいるパートの方々にコーチングができたら?
そんなアイデアでした。
社長から言われていた社員教育と私の課題。
どちらも同時にやれるとてもいいアイデアだと思っていたのですが……
驚くべきことに全国行脚をしている中で
どんどんパートの方々が変わっていくのを
目の当たりにしたんです。
ある地方の全国でも営業成績が最低だったチームがありました。
5人のパートさんで作られたチームの面々に話に行くと、
●「もう、いっつも本社の人から細かいこと
言われてやってられません。本当に面倒なんですから」
●「お仕事させてもらえるのはいいけどね……
でも上司の〇〇さん? 全然私達のことわかってくれなくて」
●「いいんですよ。ちゃんとやることやればお金がもらえますからね。
不満なんて言ったってなにも変わりませんから」
そんな言葉が相次ぎました。
こんな思いでやっているのか。
だとしたら、成績が奮わないのは当然だろうと私は思いました。
嫌々やらされているのが初対面の私に
これでもかと伝わってくるんですから。
ただ……。
ずっと話を聞いていて不思議に思ったことがあったんです。
たくさんの不平不満をいくら聞いても決して明かさない本心。
私は、それだけが気になっていました。
「あの……ちょっと聞きたいんですけど」
「なんですか?」
「あなたは、本当はどうしたいんですか??」
その言葉に、パートさんの口はぴたりと止まりました。
そして、しばらく考え込んだ後、
零れ落ちるように言葉が出てきました。「……したいんです」
「え?」
「もっと、素敵な陳列してみたいんです……。
上から言われているのもいいと思うんですけど、
もっと私なりに工夫してみたくて」
そんな言葉が出てきました。
さらに話を聞くと、たしかにそんな風にやったら
もっとお客さんに喜んでもらえる!
私自身も心からそう思えるアイデアでした。
「やりましょう! それ!
〇〇さんのやりたいこと、やればいいんですよ!
私の方から上司の方に伝えておきますから!」
5人のパートの方から、私は本当にやりたいことを聞いて回りました。
そして、上司の方の想いも聞いて、
パートの方の想いを伝えていったんです。
今まで距離があった関係性だったのが、
やりたいこと、やってほしいことを議論し
よりよい形にしていく。
そんな関係性がパートの方々と上司の方に築かれていきました。
たったそれだけのことで。
本当にやりたいことを聞いて、それを応援するだけで。
営業成績最低のチームが変わりました。
私がかかわり初めて2年後。
営業成績などで競われる社内コンクールで、
その最低だったチームがなんと――。
全国トップになりました。
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