コーチングブログ
「コーチングが人生を変えてくれた」その1 ~受け入れてもらえた衝撃~
受講生ストーリー④
「プロコーチ養成スクール受講生」がなぜコーチングを学ぶことになったのか、
どんな人生の変化を掴んでいったのか、お届けするシリーズです。
今回は、創業100年を超える1部上場企業にコーチングを取り入れ、
社内コーチ認定制度まで確立させた三沼弘幸さんのストーリーです。
「コーチングが人生を変えてくれた」~受け入れてもらえた衝撃~
「もうだめだ……」
誰もいなくなったデスクの前で、
私は思わずそんな言葉をこぼしてしまっていました。
仕事がうまくいかず、部下たちを追い詰める私。
きっと、部下からは堅気には見えなかったくらい、ひどい人間でした。
やればやるほどこじれていく現実に、
私はいつしか、自信もやる気もなくなっていました。
そして、勤めていた会社から出向することとなりました。
それは、当然のことながら、決して前向きなものじゃなかったんです。
――本社の社員として、失格の烙印を押されてしまった。
私の心は失意のどん底でした。
出向は左遷である。
そんな思い込みがあった私にとって、目を背けたい現実でした。
でも、その出向から全てが変わりました。
仕事だけじゃない。
私の人生そのものが変わる。
間違いなくそれくらいの大きな出来事だったんです。
◆
出向先の会社では、そんな私にとてもよくしてくれました。
何か役に立てたら。そんな思いで仕事をやっていると、
私を頼ってくれて、仕事を私に任せてくれて。
そんな中、出向先の社長は私にこう言ってくれたんです。
「社員教育、やってくれないか?」
私はそれを聞いて「俺ができるのか?」
と自分自身に思わず問いかけていました。
やれないかもしれない。
前と同じ失敗をしてしまうかもしれない。
でも、今度こそ頑張ってみたい。逃げずに向き合ってみたい。
そう思って学び始めたのがコーチングでした。
最初は、あるスクールに通いコーチングを学んだのですが、
周囲に威圧感を与えていた私がいろいろと学んだ結果、
単に理論的に威圧感を与えるという自分になっていきました。
本質的には何も変わっていなかったんです。
そして、全く手ごたえを感じない状況をどうにかしようと、
藁をもすがる思いで見漁っていたのがYouTubeでした。
そして、そこで出会ったのが宮越大樹さん
――私の人生を大きく変えた、きっかけとなった人でした。
私は、その動画をみて大樹さんのコーチングに
のめり込んでいきました。
そして受講したプロコーチ養成スクール。
アナザーヒストリーの前身、
チームフローの扉を叩いたのです。
そこでは、もちろんコーチングを学びました。
スキルも知識も身に着けることができました。
けれど、一番衝撃だったのは、私を受け入れてもらえたことです。
もともとの職場では、
「頑張るのが当たり前だ!」
「お前、もっとここ頑張らなきゃやっていけないぞ!」
という叱咤激励。
もっというと叱責といってもいいかもしれません。
そんな言葉の中で生きていたのですから、
今やっていることを認めてもらえる、
受け入れてもらえるという体験が
私の中の価値観を大きく揺さぶっていったんです。
「まだ課題に出されたコーチング、一人しかできてなくて」
「すごいね! 一人できてるじゃないですか! 素晴らしいですよ!」
「あぁ、ここがダメだったな」
「とはいえ、ここと、ここはすごくうまくいきましたよね!
私も見習いたいです!」
そんな風に、私を全肯定してもらえることが。
私が見えていなかったできている所や長所に目を向けてもらえることが。
こんなにも――、
――こんなにも嬉しいだなんて!
胸の奥から湧き出てくる「頑張ろう」という想い。
こういうコミュニケーションがあるんだ、という驚き。
その二つに気づいたその時から、私の人生が動き出していきました。
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