コーチングブログ
コーチングで何ができる?
コーチングやコミュニケーション、アドラー心理学の宮越流解説。今日は、『そもそもコーチングで何ができるの?』というご質問にお答えします。
コーチングは、何のためにするのでしょうか?
クライアントがスッキリしたり、必要なことに気づいたりするためですね。
では、クライアントは何に気づくとよいのでしょうか?
例えば、典型的なコーチングでは、
・自分はどうしたいのか?(目的)
・まずは何を目指すか?(目標)
・今はどんな状態なのか?(現状)
・何が使えるのか?誰と協力できるか?(リソース)
・何ができそうか?(オプション)
・何からはじめるか?(行動)
・行動したら何が起こるか?(影響)
などのことに気づいていってもらいます。
ただし、クライアントの状況によっては、
・私は私のままでいい(自己受容)
・私はやればできる(効力感)
・相手のことも信頼できる(他者信頼)
・あの人は◯◯なんだ(他者理解)
・私にも貢献感できる(貢献感)
・これが問題をつくっていたのか(原因)
・◯◯すれば状況を変えることができる(解決法)
などの気づきが必要なこともあります。
クライアントの状況によって、必要な気づきは違うのです。
だから、セッション後にクライアントが新しいスタートをきれるように、「今どんな種類の気づきが必要なのか?」を、コーチは考えるのです。
そして、どんな気づきが必要かが分かったら、次に考えたいのは、「何をしたらその気づきが得られるか?」です。
コーチングは『体験学習』
私たちのコーチングは、『体験学習』ですから
・どんなエピソードを
・誰の立場で体験したときに、
クライアントはその気づきを得るのか? を考えるということになります。
過去、現在、未来の様々なエピソード。そのどれを、誰の立場で『体験』したときに、
クライアントは必要なことに気づきそうか? コーチはそれを考えるのです。