株式会社アナザーヒストリー Another History

コーチングブログ

コーチングが上手くいったと言える時はどんな時?

コーチングの成功と『話し方』

「セラピーの成功したクライアントとうまくいかなかったクライアントとの違いは、彼らが話した内容ではなく『話し方』にあった」

これは、哲学者・臨床心理学者であるユージン・ジェンドリン(1926〜)らが発見したものです。

この2つの話し方について想像してください。

・一つは、『報告的』な話し方
・もう一つは、『体験的、探索的』な話し方

です。

 

例えば、「私はいつもそうなんですよ。何も考えずに行動してしまうので、いつも相手に言われてから迷惑をかけたことに気付くんです」のような話し方。

そしてもう一つは、「うーん……。どうしてなんだろう……。よく考えてみる前に動いちゃうというか……、焦っているというか……、なんだか他のことを考えられない状態になってしまうんですよね……。やったらどうなるかっていうのは、本当は分かるんだろうとも思うんですけど……」のような話し方。

 

後者の『自らの内側を探りながら話すような話し方』のことを、「体験的な(探索的な)話し方」と呼んでいます。

ジェンドリンの発見はこれなのです。

体験的な話し方をしているとき

体験的な話し方をしている時はクライアントに気づきが起こりやすく、変化が起こりやすい。これは考えてみたら当たり前のことです。

クライアントの考え(認知)が、クライアントの今の状況を作っているのです。その状況を変えたくてクライアントはコーチやカウンセラーのもとを訪れるのですから、セッションの中でクライアントの認知が変化する必要があるわけです。

体験的(探索的)な話し方をしているということは、「本当のところはどうなんだろう?」と考え、言葉を探しながら話しているということです。

クライアントが、『自分の考え(認知)について考えている状態』であるとも言えますし、まだ気づいていない領域を、言葉にしようとしているとも言えます。

だから結果として、クライアントの認知が変わったり、変化が起こったりしやすくなるのです。

報告的な話し方をしているとき

逆に、報告的な話し方をしているということは、クライアントは自分の考え(認知)を疑わず、当然と思って話している、もしくは、すでに気づいていることだけを話しているわけです。

だから、新しい気づきも生まれにくく、変化も起きにくい。

ですから、クライアントの体験、探索を促すような関わりが必要だと考えるのです。

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