コーチングブログ
相手に気持ちよく話してもらうコツ
コーチングやコミュニケーション、アドラー心理学の宮越流解説。今日のテーマは「相手に気持ちよく話してもらうコツ」です。
クライアントが気持ちよく話せている?
クライアントが話し始めてくれたら、まず、最初にフォーカスしたいのが『気持ちよく話せているかどうか?』です。
気持ちよくというのは、上機嫌にという意味ではありません。今、つらい状態なら、少しずつ絞り出すように話すのでもいいのです。
相手が話したいように自由に話せているか。何でも言える雰囲気、どんな話し方でも
許容される雰囲気の中で話せているか。もう少し言えば、自分の身体や心の状態に沿って話しができているか。それが大切なのです。
質問が逆効果になることも
多くのコーチは、クライアントの話を理解したい、クライアントに何か気づきを持ってもらいたいと思っています。
それ自体は素晴らしいことなのですが、これらの思いが、クライアントの自由に話せる感じを邪魔することがあるということを知っておいてください。
あなたが、クライアントの話を理解したい、クライアントに何か気づきを持ってもらいたいと思うと、あなたは何か質問をし始めます。
その質問がクライアントに、「ちゃんと理解してもらえるように話さなきゃ」とか、「なんか誘導尋問みたいでいやだな」などという気持ちを起こさせてしまうことがあるのです。
それを避けるため、まずは質問をするよりも、気持ちよく話してもらう雰囲気づくりをしていきましょう。
どうやって気持ちよく話せる雰囲気を作るのかはまた次の機会に!